受賞作品

最優秀賞
聖徳玉子

インフォコム技術企画室

動画URL:https://youtu.be/8zCsN3hCmLc
マニュアルURL: https://tamago.talkin.info/doc/tamagoUserManual.pdf
アプリケーション公開URL:https://lab.infocom.co.jp/2016/08/theta.html

既存のビデオチャットアプリでは1対1で利用するものが多く、会議室で利用する場合には複数人の参加者を表示することが難しいこともあるかと思います。

聖徳玉子を使えば、遠隔地の映像をリアルタイムに表示することはもちろん、RICOH THETA Sを利用することで会議室の広い範囲をカバーしつつ、複数マイク (マイクアレイ)を組み合わせることで話者(音源)を検出して自動表示することができます。

主な機能

  • RICOH THETA Sの360°映像と音声をWebRTC を使ってリアルタイムリモート配信/ 受信
  • 音声の方向を検知して自動フォーカス
    ・複数人が同時に発話した場合には、小窓に表示
    ・特定の方向の音を除外することが可能
  • 視点を手動操作に切り替えることも可能

動機
RICOH THETA Sを使った新しいユーザー体験を検討したところ、音センサーと組み合わせて活用しようと考えました。

必要な機材
RICOH THETA Sのほかに、マイクアレイ機器(たまご型マイクアレイ)が必要となります。

審査員寸評

360°の動画と全方位音声を組み合わせて遠隔コミュニケーションに活用するという、RICOH THETAの特徴を活かしたIoT 時代にふさわしいイノベーティブな作品です。何をしたいのかがはっきりとわかる作品であり、360°の動画を使う意味性と、実用性、 将来性、革新性が『聖徳玉子』にはすべて備わっていると感じました。
その実用性と完成度が審査会でも評価された作品なのですが、「遊び」や「生活」にも発展させられそうな将来性を感じます。 多人数コミュニケーションをテーマにした作品なので、活用場面は会議にとどまらず、例えば、保育園や街中での子供の見守りに使うなど、さまざまに夢が広がる作品です。

受賞者インタビュー
いまだに、本当に僕たちが最優秀賞なのかと、信じられないような気持ちです。特別賞でも、十分やりとげたという思いはあったと思うのですが、こんなに光栄な賞をいただき、感動しています。コンテストという機会を設けていただいたので、それに向かってこのメンバーを中心に、色々と試行錯誤しながら一つの作品を作り上げられました。実はRICOHさんのRICOH THETAを使った取り組みは、昨年度から色々とやっておりましたが、そうした取り組みが今回のような結果につながって、大変嬉しく思っています。