受賞作品

優秀賞
THETA EYE

THETA EYE

動画URL:https://www.youtube.com/embed/lwvinzDgMB0
マニュアルURL: http://omilab.naist.jp/~kazusa-t/THETA_EYE_manual.pdf
アプリケーション公開URL:https://theta-eye.herokuapp.com/

THETA EYEはWebを通して、ブラウザ上でライブストリーミングモードの映像を配信することができるアプリです。

RICOH THETA SにはすでにWi-Fiを用いた、ライ ブストリーミングモードの映像を配信する機能があります。しかし、その配信可能範囲は、半径約20m程度であるため、すぐ近くの映像を見ることしかできません。 THETA EYEではインターネットが通じた、どのような場所からでも、配信することができます。そして、その配信をPC、タブレット、スマートフォンなど、多様なデバイスで見ることができます。

このアプリではWebRTC(Web Re al -Time Communication)とWebGLを利用し、機能の実現をしています。WebRTCを使用し、双方向の通信ができます。また、WebGLを用いて、RICOH THETAの映像を全天球映像として見ることができます。

機能

  • 接続IDの割当
  • ライブストリーミングモードの映像を配信
  • VR映像として配信 ・映像と音声の双方向通信
  • 全天球映像として視聴
  • スマートフォンのジャイロセンサに対応

利用例

  • パーティやイベント会場で楽しんでいる様子を配信
  • お店の雰囲気を知ってもらうために、店内の映像を配信
  • 小さな子の見守り、防犯のために自宅に設置。

このアプリは、遠隔の映像を臨場感あふれる形で提 供することができます。通常の映像以上に、その場の雰囲気などを伝えることができます。また、配信の準備、 視聴の準備は非常に簡単です。
配信側はRICOH THETA Sライブストリーミング モードで起動し、PCに接続、配信サイトをブラウザで開くだけです。視聴側はブラウザで配信サイトを開き、 PeerIDを入力するだけで視聴を開始できます。このアプリを通してひと味違ったコミュニケーションを楽し みましょう。

推奨環境

  • Firefox ver.48 以上
  • Chrome ver.52 以上
  • スマホ・タブレットOS
    Android™ 6.0以上
審査員寸評

今回のコンテストではリコーがクラウドAPI(β版)を公開していたこともあり、映像をライブストリーミングで配信するコンセプトの作品は、1つのジャンルとなっていたと言えます。中でも、「将来性を感じるか、革新性があるか」という点で、審査会でも特に高い評価を受けたのがこの作品です。例えば工事現場で使用するなど、将来的な応用性も高いものだと感じます。

受賞者インタビュー
この度は優秀賞を頂き誠に光栄でございます。アプリケーションを作ったのは今回のコンテストが初めてで、それでいて賞を頂きすごく自信につながりました。
RICOH THETAの360度撮れるという特徴をいかしたアプリケーションを考えたときにシンプルながら最大限に活かせるものが今回のTHETA EYEでした。RICOH THETAの映像を遠隔からスマホで見れるアプリケーションなのですが、使い方は無数にあると思っています。
用途に応じてさらなる進化が期待できると考えています。これを機にこれからもアプリ開発を行いたいです。